街は、車でなく歩いた方がいろいろなことが分かります。
特にヒューマンスケールの街は、街歩きが楽しめます。
街にはそれぞれに魅力や特徴があり、人それぞれに街歩きの楽しみ方があると思います。
何に興味があるか、どのような目をもっているかによって、見えるものは違いますし、楽しみ方も違います。
同じ街でも、人によって見えているものが違うことは、よく経験することです。
また、日常的に生活をしている街も見方を変えてみると、見慣れている風景が違って見えたり、新たな発見があったりします。
そしてまた、街は時とともに姿を変えます。
かつて訪れた時に見た街の姿は、今では姿を変えているかもしれません。
街によって変化のスピードは異なりますし、それとともに個性や魅力の内容も変変わることもあります。
訪れた時に見た姿で、全てを知ることは出来ませんが、生い立ちを調べたりすると、その街をより深く理解する楽しみがあります。
例えば、ヨーロッパの歴史的な素晴らしい道路や広場、街並みや建築物などでも、当初から今日の姿が形成されていたのでなく、時を経て世代を超えた人々の知恵と努力の結果であったりします。
街づくりは一朝一夕に出来るわけでなく、姿かたちを変えて生き続ける生き物の様であることが、生い立ちを学ぶことによって分かります。
街歩きは、訪れる前に調査する時、実際に歩いて、見たり実感したりした時、帰ってきた後に思いだしたり、調べ直したりした時、再度訪れることが出来、思い出を辿ったり新たな発見をした時など、いろいろと楽しむことが出来ます。
海外の街については、アルバムの中から、さまざまな都市空間のシーンを、都市デザインに関わる視点で拾い出してみます。